2026年1月地方議員6名が国保逃れで除名

日本維新の会

1. 処分を受けた議員・元議員(計6名)
今回の騒動で、格安の社会保険料に切り替えるスキームを実際に利用していたとして、党から最も重い**「除名」**処分を受けたのは以下の6名です。

(1) 兵庫県議会
• 長崎 寛親(ながさき ひろちか)議員
• 赤石 理生(あかいし みちお)議員

(2) 兵庫県内の市議会
• 南野 裕子(みなみの ゆうこ)神戸市議
• 長崎 久美(ながさき くみ)尼崎市議

(3) 大阪府・東京都
• 松田 昌利(まつだ まさとし)大阪市議
• 松本 光博(まつもと みつひろ)元東京都杉並区議

※この他に、自身は利用していなかったものの、他の議員にこの仕組みを勧誘したとして、門隆志(かど たかし)大阪府議が離党届を受理(実質的な更迭)されています。

2. 2026年1月の騒動まとめ

今回の不祥事の内容を、初心者の方にもわかりやすく3つのポイントで解説します。

① どんな「手口」だったのか
議員は本来「個人事業主」のような扱いなので、高い「国民健康保険(国保)」を払うのが一般的です。しかし、除名された議員らは以下の手順で保険料を安くしていました。

• 京都市にある一般社団法人の「理事」という肩書きをもらう。

• その法人から「月1万円」程度の極めて低い給料を受け取っていることにする。

• すると、保険料は「月1万円の給料」を基準に計算されるため、数千円という**「最低ランクの格安料金」**で社会保険に加入できてしまいます。

② なぜ「脱法行為」とされるのか
この社団法人での仕事(実態)がほとんどないのに、保険料を下げるためだけに役員の籍を置いていたことが問題視されています。

• 不公平: 本来なら年収に応じた高い保険料を払うべき立場(年収約1,000万円前後)でありながら、制度の穴を突いて負担を逃れていました。

• 制度へのタダ乗り: 真面目に国保を納めている一般市民に、自分たちの分の負担を回しているのと同じことになります。

③ 維新の対応と批判
維新は「身を切る改革(政治家が自ら負担を負う)」を掲げている政党です。
• 吉村代表の謝罪: 「まじめに国保を納めている人にとって許されないことだ」と謝罪し、党として厳しい処分を下しました。

• 厳しい世論: 過去にも同様の保険料問題が指摘されていたため、「組織的にこうした裏技を共有する体質があるのではないか」という厳しい目が向けられています。

この問題は、単なる個人の節税ミスではなく、**「公人が制度を悪用して社会保障の負担を逃れていた」**という倫理観の欠如が最大の問題点となっています。

引用・参考文献(URL)